WordPressの「タグ」と「カテゴリ」は、どちらも投稿(記事)を整理・分類するための**分類機能(タクソノミー)**ですが、目的や使い方に違いがあります。以下にわかりやすく解説します。
カテゴリ(カテゴリー)とは?
特徴
- 投稿の大まかな分類に使う
- 階層構造(親子関係)がある
- 少数精鋭で管理するのが理想(例:5〜10個程度)
使い方の例
ブログが「料理ブログ」だとすると:
- カテゴリ例:
- 和食
- 洋食
- 中華
- デザート
「和食」の中に「寿司」「おでん」など、子カテゴリを作ることもできます。
特徴的なポイント
- 投稿には必ず1つ以上のカテゴリが必要(未分類がデフォルト)
- ナビゲーションやサイト構造の設計に利用されやすい(例:メニューにカテゴリを表示)
タグとは?
特徴
- 投稿の詳細な内容やキーワードを表す
- 階層構造がない
- 投稿ごとに自由に多数追加できる
使い方の例
上記の「寿司」レシピの記事であれば、タグとして:
- 鮮魚
- 寿司酢
- にぎり
- 食材別:まぐろ、サーモン
- 調理法:握る、切る
など、自由につけられます。
特徴的なポイント
- タグは検索性・関連性を高める目的で使う
- 多用するとタグクラウドや関連投稿表示に便利
カテゴリとタグの違いまとめ
項目 | カテゴリ | タグ |
---|---|---|
目的 | 大分類 | 詳細な内容の補足 |
構造 | 階層(親子)あり | 階層なし |
数の目安 | 少なめ(5〜10程度) | 自由(多くてもOK) |
必須かどうか | 必須 | 任意 |
URL構造 | スラッグに使える | 基本的には使わない |
運用のコツ
- カテゴリ=目次、タグ=索引 と考えると整理しやすい
- カテゴリを丁寧に設計しておくと、サイトのSEOやユーザビリティ向上に効果的
- タグは乱雑になりやすいので、定期的に整理・統合がベター
必要であれば、カテゴリやタグのSEO的な使い方やプラグイン活用法などもご紹介できます!
スラッグとは?
定義
スラッグとは、**URLの中でページや投稿、カテゴリ、タグなどを識別するための「文字列」**です。
通常は、英数字・ハイフン(-)のみで構成され、URLの最後の部分に使われます。
例で見るスラッグ
たとえば、次のようなWordPress記事があるとします:
- 投稿タイトル:
美味しい唐揚げの作り方
- スラッグ:
karaage-recipe
この場合、記事のURLは以下のようになります:
https://example.com/karaage-recipe
また、カテゴリのスラッグが japanese-food
であれば:
https://example.com/category/japanese-food/
スラッグの主な用途とメリット
使い道 | 説明 |
---|---|
URL構造 | 投稿・固定ページ・カテゴリ・タグなどのURLを設定するために使う |
SEO対策 | 適切なキーワードを含めると、検索エンジンの評価が上がる可能性がある |
見た目 | 日本語URLだと文字化けしやすいため、英語のスラッグの方が見やすくなる |
スラッグの設定場所(WordPress)
- 投稿・固定ページの編集画面の「パーマリンク」項目
- カテゴリやタグは「投稿 > カテゴリー」「投稿 > タグ」から編集画面に入り、スラッグを設定
⚠ 注意点
- スラッグには日本語を使わない方が無難(URLが長くなったり文字化けしたりする)
- スペースは使えないので、ハイフン(-)で単語を区切るのが一般的
- 同じスラッグは使えない(別の投稿やカテゴリと重複しないように)
まとめ
用語 | 意味 |
---|---|
スラッグ | 投稿・カテゴリ・タグなどのURLに使われる英数字の名前。SEOや見た目にも影響する。 |
もし「スラッグを自動で英語化する方法」や「日本語タイトルをいい感じのスラッグに変換したい」といったニーズがあれば、それ用のプラグインや命名ルールも紹介できますよ!
以上の回答を頂く。
とてもよく理解できた次第。こういう使い方もありだと思います。
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